令和3年度(2021年度)後期企画展「藪田重守-柳澤藩草創期を支えた家老-」  

令和4年1月15日(土)~5月8日(日)

藪田重守(やぶたしげもり、1664~1747)は、柳澤吉保の家老として名を馳せた人物です。元禄期に5代将軍徳川綱吉の側近として頭角をあらわした吉保に仕え、用人・家老などを歴任。江戸における柳澤家の取次役として、全国各地の大名たちからも信頼を寄せられたことが知られ、政治史上の重要人物として注目されます。のちに無二の臣として「柳沢」姓を与えられました。吉保の死後も、江戸城御殿の作事で失態をおかした柳澤家の危機を救うなど、草創期の柳澤藩を支えました。

柳沢文庫には、藪田(のち柳沢)家に伝来した古文書1,159点(「藪田家・佐竹家文書」)が寄贈されており、なかには各地の大名が自筆でしたためた書状も多数確認できます。本企画では、2021年9月に当財団が刊行した『柳澤藩家老「藪田家文書」の目録と解題』にもとづき、豊富な近世文書を読み解きながら、藪田重守の活躍をご紹介します。

休館日

毎週月曜・第4火曜日(祝日の場合は開館)

開館時間

9時~17時(入館は16時30分まで)

※令和4年大和郡山盆梅展・大和郡山お城まつり開催中は開館します。

入館料

一般300円(200円)/学生200円(100円)
※()は20名以上の団体料金です。
※中学生以下の方、障がい者手帳をお持ちの方は無料です。